住宅や車の購入が浪費とされず、病気で働けない点も考慮され免責

依頼者プロフィール

年代
50代
性別
男性
家族構成
未婚
職業
無職
負債総額
約730万円
債権者数
4名
管財人の有無
あり

相談時の状況、相談のきっかけ

生活費が足りず借り入れが増えた。

また、ローンを組んで中古マンションを購入したが生活費としての借入は繰り返していた。

その後、病気で働けなくなったことにより返済が不可能となった。

朝雲法律事務所を選んだ理由

破産、倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

受任後、ただちに、各債権者に、弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からご依頼者への直接の請求が止まり、通常の生活に戻れた。

破産の費用は、親族の方が立て替えていただき、スムースな破産申立ができた。

破産申立後は、住宅を所有していたので管財人が選任された。
管財人が、不動産の任意売却をするため、財産のない人(免責調査型)に比べると、多少時間がかかった。

しかし、住宅を売った結果、住宅ローン会社が抵当権を設定しており、同社に支払いがされたので、他の債権者に配当する資産を形成できず、結局、異時廃止(管財人がつくが、配当がない事案)で終了した。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 本件は、中古マンションを購入したことによる借金がメインとなり、破産申立となった。中古マンション購入が浪費とみられると、免責不許可事由(借金の全額免除が認められない理由)になるが、住宅ローンの月額が、家賃よりむしろ少ないくらいだったので、浪費とは言われず、無事免責が下りた。

② 自動車の購入があり、これが浪費とみられると、免責不許可事由(借金の全額免除が認められない理由)になる恐れがあったが、中古自動車の金額が20万円程度と低かったこと、購入の理由が軽運送を始めるためという正当な理由があったこと(結局軽運送は事情によりできなかったが。)から、浪費とはされず、無事免責(借金の全額免除)の許可がもらえた。

③ ご依頼者がご病気で、今後働いて収入を得るのが難しい点も、借金を払えなくなった理由として、やむを得ない者と認められ、無事免責(借金の全額免除)の許可が下りた。

④ 中古マンションという財産があったので管財人がつき、マンションを売る(任意売却)ため、破産手続き(破産を申し立ててから、破産手続きの終了まで)に多少時間がかかったが、結局、住宅ローン会社に支払い、あまりが出なかったので、債権者に配当する手続きをしないことで、手続きが終了した点。

依頼者の声

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