支払い総額が保有する財産の総額で決まった事案

依頼者プロフィール

年代
30代
性別
男性
家族構成
既婚
職業
会社員
負債総額
約940万円
債権者数

相談時の状況、相談のきっかけ

FXにより、借り入れが膨らんだ。

解決までの手順

① 受任後直ちに受任通知を債権者に発送し、請求が止まり、通常の生活のサイクルが取り戻せた。

② 申立から約1か月後に開始決定。開始決定後、約2か月後に中間報告書(試験的積立=支払い予測額を口座に積み立てることの報告書)と再生計画案の提出

③ その後、約2か月で最終報告書(中間報告書提出後の試験的積立が問題なくできていることの報告書)

④ 最終報告書提出後ほどなく認可決定

⑤ 認可決定後約1ヶ月で認可決定が確定し、その翌月から支払い開始。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 親族からの相当額の援助があり、これが借り入れであると債権者に加えないといけない。その場合、債権の額が大きくなりすぎて、返済が大変になりそうだった。そこで、裁判所へ説明するために、ご親族の陳述書を提出し、貸付ではなく、援助なので、債権者一覧表に加える必要がないことの裏付け資料とした。債権額に親族からの借り入れを含めずに済んだので、支払額が払える範囲内に収まった。

② 個人再生においては、支払っていけるかどうかの判断が最も重要であり、そのためには、正確な家計表を付ける必要がある。本件のように、配偶者のカードの使用がある場合、カードの返済にリボ払いがなく、翌月一括払いのみで対応をしていることを確認したうえ、カードの返済の内訳を、食費、日用品などに分類したうえ、家計表に支出項目にカード決済分も加え、正確な家計表作成に勤めた。

③ 個人再生の返済総額は、債務総額による基準(500万円~1500万円までは債務総額の5分の1)と保有する財産による基準(保有する財産の総額以上を払わないといけない)のいずれかの基準の高い額の方を払わないといけない。本件は保有する財産による基準の金額の方が高かったので、支払額が保有する財産の金額により決まる事案であった。このため、保有する財産の正確な金額の算出に努めた(金額を間違えると、認可がもらえない恐れがある。)。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

インターネットで福岡市内の法律事務所を検索し、FXによる再生事案のご経験があるとのことでご相談した。初回相談が無料で受けられて、先生のお人柄と堅実な対応を見て、依頼をさせて頂くことに決めた。

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

非常に良かった。小さな疑問にも全て答えて頂けた。メールや電話で細やかに対応頂けた。過剰な詮索などもなく、プライバシーにも最大限の配慮を頂けた。本当にありがとうございました。