当初4年で返済する予定だったが、個人再生委員の意見に基づき、3年で支払うことにした事例

依頼者プロフィール

・年代 30歳代

・性別 男性

・家族構成 未婚

・職業 会社員

・負債総額  約684万円

・債権者数  10

 

再生計画案の内容

① 支払総額 136万円

② 免除率 約80%

③ 再生計画案に基づく支払い年数 3年

④ 再生計画案に基づく月当たりの支払額 約3万7千円

⑤ 住宅ローン特別条項の有無:なし

⑥ コメント

個人再生の支払期間は原則3年だが、3年だと支払が困難といった特別の事情があれば、最長5年まで延ばせる。

ただし裁判所の許可が必要である。

当初4年を希望していたが、再生委員の3年での返済も可能との意見があり、再検討した結果、3年にした。

支払期間が長いと月当たりの支払額は少なくて済むが、支払期間が長いという点では大変なので、必ずしも長い返済期間の方がご依頼者にとって楽とは限らない。

 

小規模個人再生・給与所得者個人再生の別

小規模個人再生

 

個人生成委員選任の有無

あり

 

個人再生を選んだ理由 

ご依頼者が比較的若く、扶養家族もいないため、支払い可能性があったのと、投資、ネットワークビジネスという免責不許可事由があったので、

 

相談時の状況、相談のきっかけ

収入増を目指して、投資、ネットワークビジネスを行ったが、詐欺会社のようなところも多くあり、あまり収益が出ず、かえって損失が出て、借入をし、返済困難になった。

 

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所、アクセスの良さ。

 

解決までの手順

受任後直ちに、受任通知を発送し、返済を一時留めたので、通常の家計のサイクル(給与を得てその範囲内で生活費を出す)にもどれた。

受任後4か月で申立した。

個人再生委員が付いた。個人再生委員の意見に基づき、支払期間を3年に修正して、申立書の一部を再度提出した。

個人再生委員が手続きの開始をしてよいかの検討などに時間がかかり、申立後2ヶ月で開始決定。

その後、試験的積立、再生計画案の提出と順調に進み、申立の約2か月後に再生債権者の決議、3か月後に最終報告書を出して、その後まもなく認可決定が出た。認可決定後約1か月後に認可決定が確定。

その翌月から再生債権者への支払いを開始した。申立~再生債権者への支払いまで約7か月だった。

 

弁護士が見た事案解決のポイント

① 当初4年間で返済する予定だったが、再生委員の意見に基づき、再検討し、3年に修正した。

支払月額が4年だと2万8千円だったのが、3年で3万7千円と上がったが、支払期間が短くなるという、よい面もあった。

② 各債権者の個々の債権額については、異議を言える期間があり、その期間を経過すると直ちに再生計画案が出せるので、異議期間経過後早めに再生計画案を提出し、手続きにかかる期間を少しでも短縮した。

 

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