共同相続人が非協力的で遺産の換価が困難だった状況での破産事例

依頼者プロフィール

年代
50代
性別
男性
家族構成
既婚
職業
会社員
負債総額
約930万円
債権者数
6名
管財人の有無
あり

相談時の状況、相談のきっかけ

子どもの学費や生活費などで借金が膨らんだ。また、妻が買った着物等もあり、借金が増えた。

解決までの手順

受任後、ただちに、各債権者に、弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からご依頼者への直接の請求が止まり、通常の生活に戻れた。

その後、破産費用を積み立てて申し立てをした。

遺産分割未了の相続財産があり、管財人がついた。

共同相続人が非協力的で、相続財産の間かが難航した。このため、債権者集会が何度か繰り返された。

結局、相続財産の間かが現実的に不可能であるという判断となり、破産事件が終結した。

弁護士が見た事案解決のポイント

本件は、ご依頼者のお父さんが亡くなっていたが、お父さんが不動産を残されており、それが遺産分割未了のままであった。このような場合、共同相続人である兄弟姉妹などが、協力的であれば、可能であれば、不動産を売却して、ご依頼者の法定相続分を受けており、債権者に配当する、あるいは、不動産が必要であれば、共同相続人がお金を出してご依頼者の法定相続分を買い取り、そのお金を債権者に配当する等の方法が考えられる。

しかし、本件では、共同相続人の兄弟が非協力的で、相続不動産を売る、法定相続分を買い取るなどの手段が取れなかった。

結局、ご依頼者がいくらかのお金を管財人に積み立て、相続財産は破産財団(債権者への配当原資となる財産)から放棄していただき、無事破産手続きが終了した。

依頼者の声

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