事業の継続のため個人再生をした事例

依頼者プロフィール

年代
40代
性別
男性
家族構成
未婚
職業
自営業
負債総額
約800万円
債権者数
11

相談時の状況、相談のきっかけ

学生時代に生活費が足りず、パチンコで稼ごうとしてかえって借り入れを増やしてしまった。卒業後は転職をすることが多く、無職期間に借入を繰り返した。

解決までの手順

① 受任後直ちに受任通知を債権者に発送し、請求が止まり、通常の生活のサイクルが取り戻せた。

② 弁護士費用の積立後に申し立て

③ 申立後再生委員がついたので、申立から約3か月後に開始決定相当の意見書が出た後、開始決定。

④ 開始決定後、約2か月後に中間報告書(試験的積立=支払い予測額を口座に積み立てることの報告書)と再生計画案の提出

⑤ その後、約5か月で最終報告書(中間報告書提出後の試験的積立が問題なくできていることの報告書)

⑥ 最終報告書提出後ほどなく認可決定

⑦ 認可決定後約1ヶ月で認可決定が確定し、その翌月から支払い開始。

弁護士が見た事案解決のポイント

① ご依頼者は小売業を営んでいたが、事業者が破産をすると、在庫や売り上げを管財人が管理することになり、事業の継続が難しい(一人親方やカメラマンなど、店舗や従業員がなくて、仕入れや在庫を抱えない形態の場合は、継続ができる場合もある。)。そこで、個人再生を選んで、無事事業の継続ができた(債務整理は大きく分けて、破産などの清算型(財産は管財人が換価・債権者に配当する)と個人再生などの財産をご本人が持ったまま行う(事業をされている方は事業を続けながらが行う)DIP型(DIP=debtor in possession)がある。)。

② 事業規模がそれほど大きくなく、収益もそれほど大きくなかったが、親族と同居しており、生活費がそれほどかからない生活スタイルだったので、履行可能性に問題はなかった。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

自己破産に関しては多数広告を見たが、個人再生については詳しい案内をしている事務所が少なく、その中で詳しい実例をホームページに載せていた為。

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

弁護士事務所、特に弁護士は報酬が少ない案件についてはかなり冷たくあしらわれますが、こちらはそんなことはなく、他の事務所と明らかに違ったので良いと感じた。