免責不許可事由は少なかったが、依頼者の希望で個人再生にした事例

依頼者プロフィール

年代
50代
性別
男性
家族構成
既婚 子供あり
職業
正社員
負債総額
約920万円
債権者数

相談時の状況、相談のきっかけ

勤務先の配置転換で、現業部門から事務職に変わり給与が下がった時期と、子どもの学費等でお金がかかる時期が重なり、借入が徐々に増えた。また、接待のためのゴルフや飲食のために借金を重ねてしまい、支払いの目途がたたなくなる前に、なんとかしなくてはと考えて相談した。

朝雲法律事務所を選んだ理由

アクセスの良さ、弁護士費用、倒産分野に詳しそうだったので

解決までの手順

① LINEで相談を申込み、2日後には事務所で相談。当日受任し、債権者に通知を送り、請求を止めた。

② 再生計画中に子どもが卒業し自立するため、家計の収支に変化が生じる見込みがあったので、あらかじめ、家計表を分けて管理するよう指示した。

③ 受任後、約6か月で申立。再生委員は選任されなかった。

④ 書面決議を経て、最終報告を提出し、申立後約4か月で認可決定を得た。

申立から認可決定までは、1ヶ月に1回の試験的積立を4回実施した。

試験的積立には、再生計画案できめた弁済額を支払っても、生活が維持できるかどうかを試すという意味がある。この期間、きちんと積立ができたことで、今後、債権者への返済もしながら、自分の生活の立て直しもできるという自信につながる。

試験的積立金は、再生委員がつかなかったので、全額申立人に返金される。

実際の返済は、認可決定の確定後の次の月から始まる。

弁護士が見た事案解決のポイント

  1. 本件は多少浪費があったものの、借金の主な理由は子供の学費等であり、接待ゴルフも仕事上必要なもので、やむを得ない面があり、免責不許可事由がそれほど多い事案ではなかった。しかし、ご依頼者の借金を債権者に少しでも払いたいという思いがあり、個人再生手続きにした。
  2. 弁護士に依頼した時期、再生計画案を出した時期には、子供さんが学生だった。しかし、再生計画案に基づく弁済を始めるころには、お子さんが卒業して就職するため、収入面では奨学金がなくなり、支出面では学費等がなくなるという大きな変化があった。そのため、家計表は、お子さんの学費等は別の欄に記載して、学費がない場合の支出の内容がどのようなものかわかりやすくし、予測家計表も奨学金と学費がない前提のものを作成した。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

ホームページを見つけ、弁護士費用の安さと倒産分野に詳しそうだったので、ご依頼しました。

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

先生の説明等、分かりやすく話してもらい安心出来ました。事務秘書の対応も良く、本当にありがとうございました。