事業を続けながら破産を申し立て、免責(借金の全額免除)を得られた事例

依頼者プロフィール

債権者数
10件
負債総額
730万円

相談時の状況、相談のきっかけ

前職はアパレル勤務。手取りは多くはなかったが、銀行からの借入も利用しながら、妻と二人の収入で家計を維持していた。コロナ禍で依頼者の給与が減った時期と奥様の妊娠・出産の時期が重なり、家計の収支バランスが崩れ、支払いが厳しくなり、ご自身も体調を崩されて退職。自営で始めた物品の輸入販売も安定した収入にならず、借入をさらに増やすことになり、生活が困難になっていた。

朝雲法律事務所を選んだ理由

破産、倒産に詳しそうだった。インターネットのクチコミ

解決までの手順

① LINEで相談予約を受け、概要を聞きとりし、面談日を決めた。

② 初回面談後に受任。弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からの直接の請求をとめた。

③ 破産のための費用をすぐに準備することができず、分割で破産の費用を払った。その間に家計表をつけ、家計の見直しを実施していただいた。

④ 申し立て後、管財人がつくことになったが、管財人の費用についても依頼者に事前に説明し準備していた。そのため、特に慌てることなく、手続きを進められた。

⑤ 管財人による調査では、破産に至ったことの反省態度、その後の節制した生活態度を認めていただいた。その結果、多額の負債が全額免除されないと経済的な更生は困難として、無事、免責決定が得られた。

 

・ 手続:破産手続開始・免責許可申立

・ 申立先 福岡地方裁判所

 

弁護士が見た事案解決のポイント

ご依頼者は、物品の輸入販売業を営んでおられ、破産後も営業を続けることをご希望されていた。しかし、在庫商品があると管財人に渡さな  ければならず、破産手続き開始決定時に発生していた、未回収の売上金も管財人に渡さなければならない。また、仕入れ代金(買掛金)があると、債権者一覧表にその仕入れ代金(買掛金)の債権者を挙げなければならず、破産がしにくくなる。

そこで、まず、在庫は全部売った。その売上金は、ご依頼者が使ってはいけないので、弁護士に預けて破産費用の一部に充てた。また、商   品の購入をしないようにして、在庫を管財人に渡さなければならなくなるのを避け、仕入先(買掛金の債権者)を債権者一覧表に挙げずに済むようにして、仕入先に破産の通知が行かないようにした。

 

本件は、物品の輸入販売業をしていた方が、輸入後に物品の大幅な値下がりにより、借金が増大していた。その借金増大の理由は致し方ないものと判断され、無事免責(借金全額免除)が得られた事例である。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

ウェブサイトで再出発の手続きに関する実績を拝見し、その手続きの内容も明確であったからです。一番大事にしていた親身にしてくださる所も、他の皆様のアンケートを拝見し、判断しました。

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非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

一番最初の電話のやりとりも、事務の方の対応で、とても安心することが出来ました。とても不安定な初期の私の不安や、心理的な負担を理解してくださり対応頂きました。専門的な内容も分かり易く、一つ一つ丁寧に説明して下さいました。最後まで安心して進めることが出来ました。