暗号資産の売却益で別の暗号資産に投資して借金が増えるも免責

依頼者プロフィール

年代
50代
性別
男性
家族構成
未婚
職業
会社員
負債総額
約510万円
債権者数
6名
管財人の有無
あり

相談時の状況、相談のきっかけ

暗号資産で得た利益でネット商材や暗号資産の購入をしたが、その後、投資益を得られず。生活費が足りなくなり、借金をした。

朝雲法律事務所を選んだ理由

アクセスの良さ、弁護士費用、過去の実績、破産・倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

受任後、ただちに、各債権者に、弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からご依頼者への直接の請求が止まり、通常の生活に戻れた。

申立の準備においては、最初の暗号通貨で得た利益の算出、その使い道の特定について時間を割いた。

それらを明確に申立書に記載して、申し立てをした。

申立直前に、ご依頼者が交通事故にあい、交通事故の賠償金は、債権者に配当するために管財人が回収した。その配当があったため、債権者集会は数回開かれた。

最後に無事免責決定が得られた。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 暗号資産(仮想通貨)でいったん利益を得たので、その利益を別の暗号資産(仮想通貨)に投資して、投資益で生活しようと思ったが、実際には投資詐欺に近く、利益が得られず、その間の生活費で借金が増えた。この点について、投資も免責不許可事由になるが、本件は、借金の使途自体が生活費で、別の暗号資産への投資は、おおむね最初の暗号資産による利益(余裕資金)を投資したものだったので、免責不許可事由はないとされ、免責が得られた。

② 申立直前に、ご依頼者が交通事故にあい、その賠償金が得られたが、破産を開始する決定より前に交通事故にあったので、債権者に配当すべき財産に含まれるとみられ、管財人が賠償金を回収し、債権者に配当できた。

依頼者の声

依頼者の声

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